チョコレートのカカオニブの栄養素は？美味しさとヘルシーの秘密

チョコレートにはさまざまな栄養が含まれていますが、なかでも欠かせないのがカカオニブです。

とはいえカカオニブという言葉は、あまり聞いたことがありませんね。

知名度が低いカカオニブですが、実は栄養が豊富で特に女性にこそ食べていただきたい食品です。

今回はカカオニブについて、そしてカカオニブをおいしく食べる方法を紹介します。

カカオニブはチョコレートのもと

カカオニブは、カカオに入っているカカオ豆をローストしたものを、さらに細かくして作られます。

見た目は、お菓子をつくるときに使われるチップ状のチョコレートと似ており、そのまま食べると食感はナッツのような硬さがあります。

さらにここから砂糖などと合わせてチョコレートを作るため、カカオニブを食べることはカカオの栄養素をそのままとることになります。

女性に嬉しいカカオニブの栄養素

カカオニブは栄養価が高いことから、スーパーフードとも呼ばれています。

特に女性にとって嬉しい栄養が豊富で、健康や美容を意識する方にこそ知っていただきたいものばかりです。

①リラックス効果のあるテオブロミン
テオブロミンには血管を広げて血流をよくするため、冷え性に効果的です。
また、精神を安定させるセロトニンを活性化させる効果もあるため、心を落ち着かせたいときにもおすすめです。

②腸内環境を整えるリグニン
リグニンは食物繊維であるため、腸内環境を整える効能があります。

体内の消化酵素や腸内細菌で分解されづらいため、腸内環境を整えたいときにも効果的です。

③若さを保ってくれるポリフェノール
体内の万病を引き起こしたり、加齢によるお肌のシミやシワといったものは「活性酸素」が原因です。
活性酸素が増える要因は加齢だけでなく、紫外線やストレスといった日常生活で発生し、若いうちでも体内に蓄積されてしまいます。

この活性酸素と戦う力が、赤ワインや緑茶にも入っているポリフェノールです。
ちなみにカカオニブの苦味成分は、このポリフェノールによるものです。

カカオニブをおいしく食べる方法を紹介

カカオニブは輸入材料店や製菓材料を扱うお店で買うことができます。
食品なのでそのまま食べることもできますが、硬くて苦いという特徴があります。
そこで、栄養素が豊富なカカオニブを、より美味しく食べるコツやレシピを紹介します。

①乳製品などにトッピング

カカオニブは調味料のように、トッピングとして使えます。
そのままだと苦いため、朝ごはんのサラダやスムージーに混ぜてみましょう。
乳製品との相性が良いため、苦さを少なくしたいという方にはアイスやヨーグルトに入れて食べるのもおすすめです。

②おやつにプラスする

ナッツの代わりにもなるため、グラノーラや焼き菓子との相性もピッタリです。
健康を意識した大人のお菓子として出せば、普段のティータイムもより楽しめますね。
おやつだけでなくコーヒーと合わせて一日水に寝かせると、いつものコーヒーも少し変わったものになります。
カカオニブをより楽しめる、ティータイムができますね。
また、カカオニブをあつかうお店によってカカオの品種や焙煎の加減も異なるため、興味があったらさまざまなカカオニブを食べ比べても楽しそうですね。

カカオニブのとりすぎには気をつけよう

スーパーフードと呼ばれるくらいカカオニブの栄養素が豊富なことを説明しましたが、とりすぎも良くありません。
リラックス効果のあるテオブロミンは利尿作用もあるほか気管支も広げるため、気管支のことでお医者さんから注意を受けている方は一度お相談しましょう。
カカオニブにはカフェインも豊富に含まれているため下痢や過度な興奮、妊娠中の方は胎児への影響も心配です。
特に身体がデリケートな状態にあるときは、様子をみつつカカオニブを摂取した方が良いですが、適切な量を守っていれば問題ありません。