「ビタミン」と聞くとどのようなイメージがありますか。
ビタミンは、私たちの生きていくうえで欠かせない栄養素の一つです。
チョコレートやココアの原料であるカカオには、わたしたちの健康に必要なビタミンも豊富に含まれていることをご存じでしょうか。
今回は、カカオに含まれるビタミンについて管理栄養士がお話します。
ビタミンのほとんどは人の体内でつくられない
ビタミンとは人が生きていくために必要な栄養素の一つです。
三大栄養素である、糖質・脂質・たんぱく質のようにエネルギー源となるものではありませんが、体をスムーズに動かし、調子をよくする「潤滑油」のような働きをしています。
微量でも生きていくうえで重要な働きをしているビタミンですが、そのほとんどが人の体では作られないので、食べ物から摂取する必要があります。
ビタミンの種類
ビタミンは全部で13種類あり、水に溶けない「脂溶性ビタミン」と水に溶ける「水溶性ビタミン」にわけられます。
脂溶性ビタミン(4種類)
脂溶性ビタミン...ビタミンA、D、E、K
これらのビタミンは脂質に溶けやすく水に溶けにくいため、摂りすぎると過剰症をひき起こすおそれがありますが、普段の食事では心配ありません。また、油と一緒に摂取することで吸収率が上がります。
水溶性ビタミン(9種類)
水溶性ビタミン...ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、ビタミンC
水溶性ビタミンは体内に留まらず尿中に排出されやすいので、過剰摂取による健康障害はほとんど起こりません。
カカオに含まれるビタミンとはたらき
カカオには、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸が含まれています。それぞれ人が生きていくうえで必要な働きをもっています。
ビタミンE
抗酸化作用があり、紫外線から肌を保護、血行促進など皮膚の健康を保つ働きがあります。
ビタミンB1
糖質を燃やしてエネルギーに変えるときに必要な栄養素です。
ビタミンB2
脂質の代謝を助け、成長促進や皮膚や粘膜の保護をする働きがあります。
ビタミンB6
たんぱく質の分解に関わっています。そのため、たんぱく質の摂取量が多くなると、ビタミンB6の必要量も多くなります。
ナイアシン
エネルギー産生、糖質、脂質、タンパク質の代謝などさまざまな機能に関わっています。また、ナイアシンはトリプトファンといわれるアミノ酸から体内で合成されます。
パントテン酸
糖質・脂質・たんぱく質の代謝に関わっており、通常の食生活ではほとんど欠乏症になることはありません。
カカオにビタミンDが含まれているという研究結果も
ビタミンDは太陽の光(紫外線)を浴びることで体内で作られますが、日本人の約8割がビタミンD不足といわれ、食事から摂ることが重要です。
しかし、ビタミンDを天然に含む食品は少なく、毎日ビタミンDを十分に摂取することは困難。
その中で、最近の研究ではチョコレートやココアの原料であるカカオにはビタミンDが含まれていることが分かりました。
とはいえ、チョコレートには脂質が多いため、食事の代わりにはできません。あくまでも、食事の補助として食べるようにしましょう。
毎日の食事バランスを考えたうえで、カカオが豊富に含まれたチョコレートやココアをいつもの食事にプラスするのがおすすめです。
まとめ|豊富な栄養素を含むカカオを取り入れよう
「ビタミン」と聞くと、お肌の調子を整えたり、風邪の予防をしたりするイメージがありますが、実際にビタミンは私たちの体にとって重要な役割を果たしています。
しかし、ビタミンの多くが体内では作ることができないので、食事から取り入れることが必要です。
チョコレートの原料であるカカオには、糖質、脂質、たんぱく質、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、ビタミンB1、B2、B6、食物繊維、さらに、最近の研究では、ビタミンDも含まれていることが分かりました。
いつものおやつをカカオが豊富に含まれたチョコレートやココアにチェンジして、不足しがちな栄養を補えるといいですね。
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