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冷え性さんへ。チョコレートの原材料カカオが持つ効果とは

「冷えは万病のもと」という言葉通り、冷え性は便秘や肩こり、不眠などさまざまな不調の原因となるだけでなく、免疫力低下を招きます。

本格的な冬が来る前に、冷え性対策をしておきたいですよね。

体を温め、血流を良くする栄養素が含まれた食べ物を上手に摂ることで、冷え性対策ができます。

体を温める食材と言えば「しょうが」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はチョコレートに含まれる「カカオ」にも体を温める効果があります。

今回は、冷え性の予防・改善のために意識したい食事とチョコレートの意外な機能について管理栄養士がご紹介します。

 

冷え性とは

冷え性は低体温とは違い、病名ではなく、症状の1つです。

「気温は低くないのに手足が冷たい」

「布団の中でも手足が冷たくて眠れない」

といったように、人が寒さを感じない温度なのに手足などが冷たくてつらく感じる症状のことを指します。

また、冷え性が悪化すると身体に冷えを感じるだけでなく、血行の悪化によってむくみや頭痛、肩こりなどを招いたり、疲れやすく風邪を引きやすくなったりすることがあります。

 

冷え性の原因

冷え性には日々の生活習慣が大きく関わっています。

一般的に冷え性の原因は次のようなものが挙げられます。

・ ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ

・ 食事量が足りず体を温める熱を十分作り出せない

・ たんぱく質不足

・ 栄養バランスの偏り

・ 筋肉量の低下により基礎代謝が低い

・ 下着や靴下などの締めつけによって血行が悪くなっている

このような冷えの原因は食事によって予防・対策が可能です。

 

食事でできる冷え性の対策方法

①しっかりと朝食を摂る

食事の代謝によって生じる体温上昇は、1日のエネルギー消費量の約2割を占め、朝食後に最も高くなるといわれています。また、朝食を摂らなかった場合、昼食後と夕食後のエネルギー消費量が朝食を摂った場合に比べ低くなってしまうという研究もあります。

さらに、起床時から朝食にかけて交感神経が高まり、脳も覚醒していくことから、朝食は人間が活動状態に入るためのスイッチになっていると言えます。

毎日同じ時間に朝食を摂ることで、体温上昇や血糖上昇を引き起こし、体温調節の命令を出す自律神経を整えることが冷え性改善に効果的です。

朝、時間がないという場合は、スープやおにぎり1個でもいいので決まった時間に朝食を摂るよう心がけましょう。

 

②血流を改善する食材を取り入れる

チョコレートの原料であるカカオには、カカオポリフェノールやテオブロミンという成分が含まれ、これは末梢血管を拡張し、手足の血流を促す働きがあります。

この作用によって、手足の冷えが改善し、むくみなどが解消しやすくなります。

冷え対策としてチョコレートを選ぶ際は、カカオ成分の割合が高いものを選ぶようにしましょう。

andew のチョコレートにもカカオがたくさん含まれています。

 

③体を温める効果のあるビタミンを積極的に摂る

さまざま機能があることで知られるビタミンですが、その中でも、ビタミンEやビタミンB群には血流を促進し、体を温める機能があります。

ビタミンE・・・末梢血管を広げ、全身の血流を良くする効果

ビタミンB1・・・ブドウ糖がエネルギーとして使われるために必須

ビタミンB2・・・脂質からのエネルギー産生

ビタミンB6・・・たんぱく質からのエネルギー産生

ビタミンB12・・・神経や筋肉の働きを保つ、造血作用 

 

また、ビタミンE、ビタミンB群を摂取するのにおすすめの食材には、次のようなものがあります。

 

ビタミンE・・・アーモンド、落花生、ツナ缶(ライト)、西洋カボチャ、豆乳など

ビタミンB1・・・玄米、豚ヒレ肉、豚もも肉、大豆、そら豆など

ビタミンB2・・・レバー、豚ヒレ肉、鶏卵、牛乳、チーズ、牛ハラミなど

ビタミンB6・・・牛レバー、鶏むね肉、まぐろ、アボカド、さつまいもなど

ビタミンB12・・・レバー、うずら卵、さんま、あじ、あさりなど

 

ビタミンEはナッツ類に多く、ビタミンB群は肉や魚、アボカドなどさまざまな食材に含まれているので、毎日の食事にさまざまな食材を取り入れることが大切です。

 

まとめ | andewのチョコで寒い冬を乗り越えよう

ぐっと気温が下がる冬は、冷え性さんにとってつらい季節。手足が冷えてなかなか寝付けないこともありますよね。

体を温めるには、カイロや湯たんぽのような外から温めるだけでなく、食事を工夫することで体の中から温めることができます。

今回の記事を参考に、元気に冬を乗り越えましょう!


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■参考

佐々木ら,朝食欠食が1日のエネルギー消費量に与える影響,仙台大学大学院スポーツ科学研究科修士論文集,Vol.11(2010)

堀本ら, テオブロミンの摂取が骨髄由来体性幹細胞の増殖および分化能に与える影響, Functional Food Research, Vol.16(2020)

  • この記事を書いた人

Miho Ichigi

福岡県出身、管理栄養士。病院管理栄養士を経て他業種へ転職。2021年からwebライティング活動をスタート。興味があるキーワードは健康・食育・環境問題・防災。

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