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夏休み前の小学生・親御さん必見! チョコレートを使った自由研究はいかが?

夏の自由研究はテーマを考えることに悩んでしまい、つい楽しさを忘れてしまいがち。しかし、みんな大好きな「チョコレート」をテーマに研究することで、チョコレートの奥深さと科学の楽しさを体験してみてはいかがでしょうか。

「世界一やさしいチョコレート」andewからは、3つの自由研究をご紹介。自由研究で何をするか悩んでいるお子さんがいる保護者の方も必見です。

カカオ豆からチョコレートを作ろう!

材料

  • カカオ豆:200グラム
  • 砂糖:適量
  • ミルクパウダー:適量
  • カカオバター:50グラム

使う道具

オーブン、ミキサー、すり鉢、包丁、まな板、シリコン型、温度計

手順

  1. カカオ豆のロースト
    オーブンを150℃に予熱し、カカオ豆を天板に広げて30分間ローストします。15分経過後、均等にローストするために一度かき混ぜます。
  2. カカオ豆の皮むき
    ロースト後のカカオ豆を冷まし、手で皮をむきます。皮が割れて簡単にむけるようになります。
  3. カカオ豆の粉砕
    皮をむいたカカオ豆をミキサーで粉砕し、ペースト状になるまで攪拌します。このペーストがカカオニブと呼ばれます。
  4. チョコレートの混合
    カカオニブにカカオバターを加え、湯煎で溶かしながら混ぜます。均一に溶けたら、砂糖とミルクパウダーを加え、さらに混ぜ続けます。滑らかなテクスチャーになるまで混ぜることが重要です。
  5. チョコレートのテンパリング
    チョコレートを冷却しながら攪拌し、温度を約27℃まで下げます。その後、再度湯煎で31〜32℃に温度を上げてテンパリングを行います。この工程はチョコレートの艶や滑らかな口当たりを作り出します。
  6. チョコレートの成形
    テンパリングしたチョコレートをシリコン型に注ぎ、冷蔵庫で1時間以上冷やし固めます。
  7. 完成!

完成したチョコレートを型から取り出し、見た目や味、食感を観察して記録しましょう!

学べること

この自由研究を通じて、

①カカオ豆がどのようにしてチョコレートになるかの過程

②ローストの時間と温度が味や香りにどのように影響するか

③テンパリングの重要性とその方法

を学ぶことができます。普段売られているものが、どうやって手元に届くのかを知ることができ、食育にも最適です。

チョコレートの融点を調べよう!

材料

  • ダークチョコレート(カカオ70%以上):100グラム
  • ミルクチョコレート:100グラム
  • ホワイトチョコレート:100グラム

使う道具

温度計、ホットプレート、耐熱容器、記録ノート

手順

  1. チョコレートの準備
     ダーク・ミルク・ホワイト各種類のチョコレートを、それぞれ小さな耐熱容器に入れます。ホットプレートにそのままチョコレートを置いてしまうと焦げ付いてしまう恐れがあるので、容器に入れることを忘れないようにしましょう。
  2. 温度計のセット
    ホットプレートに耐熱容器を置き、温度計をセットします。ホットプレートの温度を少しずつ上げていきます。
  3. 融点の観察
    各チョコレートが溶け始める温度を記録します。溶け始めたらその時の温度を詳細に記録し、写真や動画を撮影して観察を補助します。
  4. 温度の変化の記録
    チョコレートが完全に液体になるまでの温度変化を記録します。異なるチョコレートの融点を比較し、その違いを分析します。
  5. 分析と考察
    各チョコレートの融点が異なる理由を考察し、カカオ含有量やミルク成分の影響について分析します。

学べること

この自由研究を通じて、

①チョコレートの融点がカカオ含有量や他の成分によってどのように異なるか

②実験の手順に従ってデータを収集し、分析する方法

③科学的な観察と記録の重要性

について学ぶことができます。夏場は「常温で保管していたチョコレートが溶けてしまった」というシーンもあるため、身近な出来事を起点に物事について深く考えるきっかけ作りにもなるでしょう。

チョコレートの保存方法による品質の変化を調べよう!

材料

  • ダークチョコレート:100グラム
  • ミルクチョコレート:100グラム
  • ホワイトチョコレート:100グラム

使う道具

保存用の容器(冷蔵庫、冷凍庫、常温)、記録ノート

手順

まずは、各チョコレートの準備です。各種類のチョコレートを同じサイズにカットし、それぞれ100グラムずつ用意します。

  1. 保存
    チョコレートを3つの保存方法(冷蔵庫、冷凍庫、常温)でそれぞれ保存します。このとき、同じ条件で保管するチョコレートは同じ量になるよう注意してください。
  2. 観察
    1週間後、各保存方法で保存したチョコレートを取り出し、外観、食感、味の変化を観察し、記録します。万が一見た目や香り、味に異変を感じた時は、食べることをやめてください。
  3. 分析と考察
    保存方法によるチョコレートの品質変化を分析し、最適な保存方法を考察します。

学べること

この自由研究を通じて、

①保存方法がチョコレートの品質に与える影響

②温度や湿度がチョコレートの状態に与える影響

③科学的な観察と記録の重要性

を学ぶことができます。食べかけのお菓子をそのまま放置してしまう…といったクセに、お子さんが自ら気づく機会になるかもしれません。

チョコレートをテーマにした自由研究だけでも、楽しいものが盛りだくさん。ぜひ夏休みはチョコレートと共に、楽しく美味しくお過ごしください。

  • この記事を書いた人

andew magazine 編集部

世界一やさしいチョコレート andew magazine編集部です。メンバーボイスやお知らせ、コラムをお届けします。

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