はじめに
成長段階に子どもが食べる食事は常に変化します。
特に幼児の頃は体がデリケートなうえに、これからの身体をつくるとても大事な時期です。
少しでも自分の子どもには、安心安全で美味しいものを食べさせたいと親は願います。
大きくなるにつれてミルクから離乳食を経て通常の食事を摂取するようになりますが、
やがて登場するのが嗜好品としてのお菓子です。
普段の栄養補給としては必要のない存在ですが、私たち大人がお菓子を楽しみにするように、やがて子どもも欲しがるようになります。
とはいえ砂糖が多く含まれており本来の食事ではないため、「子どもに食べさせても良いのだろうか?」と不安になる方もいらっしゃいます。
今回は多くの子どもに人気なお菓子「チョコレート」の、食べて良い年齢や安心できる食べ方について紹介していきます。
チョコレートを食べて良いのはいつ?
食べられる年齢は決まっているの?
チョコレートはハチミツなどのようにアレルギーを引き起こす可能性が極めて低いため、
「何歳から食べて良い」という明確な決まりはありません。
またデリケートな問題であるため、実際に未発達の幼児にチョコレートを食べさせて検証するということも現実的に不可能です。
とはいえ生まれたての赤ちゃんに、チョコレートを食べさせることはできません。
消化器官が未発達な段階にチョコレートを食べると、体に大きな負担がかかってしまいます。目安としては消化器官がある程度発達して、離乳食が完全に終わってからということになります。
何歳から食べているの?
それでは一般的に、何歳から食べられているのでしょうか。
離乳食が終わるのは1歳半ごろと言われているので、イメージよりも早い段階で食べられそうな気がします。
とはいえ1歳半というと、まだ早すぎる...と思う方も多くいらっしゃいます。
多くの家庭では3歳ごろから、チョコレートを与えているという方が多いようです。
3歳ごろは成長のスピードも早くなり、身体はもちろん運動面や知能、社会性なども大きく発達する時期になります。
少しずつ大人に近づいている証拠ですので、自然な形で安心してチョコレートを与えることができるという方が多いようです。
国外でも日本同様3歳ごろから与えるパターンが多いです。
特にアメリカ小児科学会では、糖分とカフェインが豊富に含まれているため「2歳以下の子どもに、チョコレートは与えるべきではない」という見解を示しています。
もし早い段階でチョコレートを食べさせたい場合には、離乳食などでココア風味などを楽しむというのが安心できる方法になります。
子どもにチョコレートを与えるときの注意点
続いて実際に子どもがチョコレートを食べるときの、注意点をご紹介します。
3歳からチョコレートを食べられるとはいえ、やはりまだ体はデリケートで注意したいポイントもいくつかあります。
適切な量にする
一般的に小さな子どもが食べるお菓子の量は、一日に摂取するカロリーの10%前後と言われております。
チョコレートを食べるようになる3歳から5歳のあいだは、130〜200カロリーがベストになります。
チョコレート風味ではなく、板チョコなどのチョコレートそのものを食べるようになる時期でもありますが、板チョコであっても1〜3片ぐらいの量がおすすめです。
子どもの舌はまだ味覚に対して敏感で、小さな頃から味の濃い食品に食べ慣れていると、大人になってからも味の濃いものを好む傾向にあります。
健康面から子どもの味覚を健全にするためにも、まずは薄味のものや少ない量から食べさせるということを意識してください。
虫歯に注意する
特に注意したいのが虫歯です。
チョコレートなどのお菓子が虫歯になる第一の原因として考えられていますが、お菓子を食べる=虫歯になるというわけではありません。
あくまでも虫歯の原因は糖分だと言われています。
食事を行うと口内にあるミネラルが「酸」によって溶かされ、唾液による再石灰化も間に合わず虫歯になる可能性が高くなります。
つまりお菓子を食べる回数が高いほど、虫歯になる確率も上がるということになります。
またチョコレートは粘度が高いため、完全に溶けて飲み込んだと思っても口の中に長時間残っている場合があります。
就寝時は唾液の分泌が行われないため、再石灰化も思うように進みません。
寝る直前にチョコレートを食べさせるのは、控えた方が安心と言えます。
チョコレートに限った話ではないですが虫歯の予防としては、歯みがきが一番効果的だと言えます。3歳ぐらいであれば自分で歯みがきが可能になる年齢ですが、最後に親がチェックをすることで、より安心できます。
おわりに|量を守って楽しく食べよう
今回は子どもがチョコレートを食べられる年齢や、注意点について紹介しました。
体の栄養は普段の食事から摂取することはできますが、お菓子を食べることで気持ちの栄養を補給することができます。
お菓子だからと一方的に捉えるのではなく、適切な量と年齢を考えることで安心して食べさせることができます。
andewのチョコレートは「世界一やさしい」というこだわりを持っています。
完全栄養食として8種類のスーパーフードを含んでおり、香料や保存料は不使用なため小さな子どもでも安心して食べることができます。
参考
- チョコレートは何歳から食べても大丈夫?気をつけると良いポイントも紹介 Dandelion Chocolate 公式サイト
- チョコレートを子どもに与えていいのは何歳から?リスクやメリットも解説|HANKYU FOOD おいしい読み物|フード|阪急百貨店公式通販 HANKYU FOOD
- チョコレートは何歳から食べても良い?:育児から見るチョコレート - チョコレートブログ|チョコ通販サロンドロワイヤル
- チョコレートはいつから子どもに与えても大丈夫?注意点は? | MIMI STAGE
- 【歯科医監修】チョコレートを食べてもいいのは何歳から?食べさせる時は量に注意! | ママソレ| 子育てママのくらしがちょっぴり軽くなる生の声メディア
- パパ・ママリサーチ|チョコレートを子どもに何歳から食べさせた?歯医者さん通いは何歳から? | ココハレ - 高知の子育て応援ウェブメディア
- チョコレートは何歳から子どもにあげる?飴・ケーキ・グミはいつから?