チョコレートといえば誰もが好きなお菓子ですよね。
子どものころはどんなに食べても、飽きなかったというあるある話もあります。
大人になれば、甘いチョコレートだけじゃなくリキュールで楽しんだりお世話になった方にプレゼントをしたりなど。
チョコレートで素敵な時間を楽しむことができます。
とはいえ気になるのが、ダイエットの問題。
大人になってもチョコレートが好きだけど、体重が気になるから食べないようにしてる方もいるのではないでしょうか。
今回は数あるチョコレートの栄養素からダイエットに効果的な「食物繊維」「テオブロミン」を紹介します。
食物繊維とは?
食物繊維とは体の中では消化できない成分で、ふだん私たちが食べている野菜などに含まれています。
炭水化物・タンパク質・ビタミンなどからだに必要な五大栄養素に加えて、食物繊維は「第六の栄養素」とも呼ばれています。
食物繊維の主な効果は「整腸作用」です。
消化管のなかで吸収されずに直接小腸にたどり着くため、便の体積を増やして大腸の動きを活発化することでお通じが良くなります。
食物繊維は腸内細菌のエサにもなるため、善玉菌を増やして腸内も好ましい状態にしてくれます。
そのほかナトリウムや糖分の吸収をおだやかにする効果もあるので、血糖値の上昇を抑えることで生活習慣病の予防も期待できます。
カカオに含まれる食物繊維について
チョコレートの原料であるカカオにも食物繊維は含まれています。
食物繊維は水溶性と不溶性という2種類の食物繊維が存在します。
水溶性の食物繊維が含まれる食べもの | 特性 |
わかめ、フルーツ、大麦 | 胃腸の中をゆっくり移動することで、食べすぎを防ぐ |
不溶性の食物繊維が含まれる食べもの | 特性 |
チョコレート、甲殻類、きのこ類 | 糸状のものなどがあり、ザラザラした食感がある |
カカオに含まれる95%は不溶性の食物繊維です。
特に不溶性の食物繊維は胃や腸で水分を含んで膨らみ、腸の運動を活発化させて便通を促進させます。
成分の特性上食べたときに噛む動作が増えるので、食べすぎを防いだり歯並びを良くする効果もあります。
カカオに含まれるテオブロミンとは?
もうひとつチョコレートに含まれるテオブロミンについて紹介します。
テオブロミンとはチョコレートの苦味成分のもととなり、自然界ではほとんどカカオにしか含まれていません。
ギリシャ語で「神様の食べ物」と呼ばれるくらいテオブロミンの役割は大きく、血行促進や気管支拡張作用、脳の活性化といった効果があります。
そのほかテオブロミンは更年期によって自立神経を整えたい方や、体が疲れやすいという方におすすめです。
テオブロミンは脂肪の蓄積を防ぐ
テオブロミンはダイエット効果があります。
体内の血流を良くするため、脂肪の蓄積を防いで体重増加を抑えてくれます。
チョコレートはもちろん、ふだん食べている食事にも脂肪は含まれています。
おいしいチョコレートを食べているだけでダイエットなんて、夢のような話ですね。
とはいえ、テオブロミンの摂取し過ぎには注意が必要です。
不眠や頭痛、吐き気という副作用が起こる可能性もありますので、チョコレートが好きな方は特に注意が必要ですね。
人間が適切な量を守ってテオブロミンを摂取する分には問題ありませんが、犬や猫が誤って摂取した場合に中毒症状を起こす可能性があります。
特に好奇心が旺盛な犬はチョコレートを食べてしまう可能性が高く、脱水症状や消化不良を起こす可能性もあります。
ペットを飼っているという方は、チョコレートを確実に閉められる戸棚や冷蔵庫に保管することをおすすめします。
まとめ|チョコレートでダイエットをはじめよう
チョコレートに含まれる食物繊維とテオブロミンの効果を紹介しました。
食物繊維は腸内環境を整えてくれることから、今話題の腸活にもおすすめです。
余分なものを出してスッキリしましょう。
腸は第二の脳とも呼ばれているくらい、私たちの体を快適に保ってくれています。
気になる脂肪にはテオブロミンが効果的です。
摂取する量を守って食べましょうね。
チョコレートをおいしく食べながら、美容と健康を意識するダイエットを無理なくはじめてみませんか?
◆参考