チョコレートのカフェイン？健康面や食べる量で知っておきたいこと

「カフェイン」と聞くと、思いつくのはコーヒーや紅茶などのドリンクに含まれる成分であるイメージがありますが、チョコレートにもカフェインが入っているのを、知っていますか？

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインを気にする人は多いですが、チョコレートを食べるときにカフェインを気にする方は少ないでしょう。

カフェインは体によくないという声を聞きますが、実際はどうなのでしょうか。

そこで今回はカフェイン、そしてチョコレートに含まれているカフェインについてご紹介します。

カフェインとは

カフェインとはチョコレート以外にも、お茶やコーヒーにも含まれている食品成分のひとつです。
自然にあるものから、エナジードリンクやサプリメントなど食品以外で食べられるものまであります。

①集中力がアップする

カフェインは眠気をさまして、気持ちを高める効果があります。

脳内から出される眠気を誘うための成分の働きを抑える効果があるため、集中力を高めたいときや勉強をするときにコーヒーやエナジードリンクを飲む方もいますよね。

②気持ちをリラックスさせる効果

気持ちを落ち着かせるときにもカフェインは効果的です。

ストレスを感じたときや疲れた時など、カフェインが役に立つ場面は多いです。

そのほか体脂肪を燃やす効果や運動の能力を効率的にする働きもするため、ダイエットにも効果的です。

知らないだけで、カフェインは私たちの身近にある存在ですね。

健康効果を持つカフェインですが、体によくない影響を与えることもあります。

①不眠になる

カフェインには覚醒作用があり、その効果が強すぎると興奮状態になってしまいます。

寝つけなくなる、心拍数の増加やメンタルが安定しないといった状態にもなります。

②脱水症状になる

利尿作用が強いのもカフェインの特徴です。

そのため、カフェインの取りすぎにより体内の水分が足りなくなることで脱水症状になってしまい、肌荒れの原因にもなります。

このほかに依存性の強さもあるため、悪循環にはくれぐれも注意しましょう。

カフェインはチョコレートにも含まれていますが、お茶やコーヒーに含まれているイメージですよね。
まずは身近な食品とチョコレートに、どのくらいカフェインが含まれているか見てみましょう。

お茶とコーヒーという身近な食品のカップ一杯分に含まれているカフェインの量と、チョコレートに含まれるカフェインの量をまとめました。

食品	コーヒー	紅茶	日本茶
カフェインの量	123〜180mg	25〜100mg	150mg

チョコレートの種類	ミルクチョコレート	ハイカカオチョコレート	ココア一杯分(5g)
含まれるカフェインの量	10〜20mg	40mg以上	7mg

※板チョコ1枚分(50g)

カフェインといえばコーヒーの印象が強いですが、日本茶にもたくさん含まれているのはちょっと意外かもしれませんね。

もちろんこれは目安なので、お茶やコーヒの種類によってはカフェインが含まれる量は異なります。

チョコレートにもカフェインは含まれていますが、コーヒーやお茶ほどの量ではありませんので、カフェインの摂取量についてセンシティブになる必要はありません。

ちなみにカフェインの含まれる量によって、表記の方法が異なります。

表記の方法	デカフェ	カフェインレス	ノンカフェイン
含まれるカフェインの量	カフェインの成分だけを除いたもの	少しだけカフェインが含まれているもの	カフェインが入っていないもの